INTERVIEW
S.S(2021年新卒入社)
小学生時代からPCに触れてきたこともあり、ITにはもともと興味関心が強かったほうだと思います。ITの仕事を志す決定打となったのは、小学6年生の頃に起きた東日本大震災。私の地元は岩手県だったのですが、1、2週間まともな生活ができなくなり、子どもながらに「当たり前の生活がいかに大切か」を痛感しました。以来、インフラの偉大さを意識するようになり、将来は、自分が当たり前の生活を支えたい!ITで世の中に役立つことがしたい!と考えるようになりました。
就職活動では、ITエンジニア職を軸に、不動産や金融など世の中に影響を与えられるサービスを展開しているかどうかを見て会社選びをしていました。その中で、未経験でも挑戦したいと思える会社だったのが、SHTです。私は大学生時代、水泳に励んでおり、大会情報等の情報発信を目的にホームページを自作していました。何を学んだわけでもなく、趣味の範囲です。まずはやってみる。そしてトライ&エラーを繰り返し、何を改善すべきか考え実行していく。そんな経験をしていた私にとって、未経験者を積極採用するSHTの方針が、心強く感じられたのかもしれません。面接も好印象で、ゼロからの教育体制が整っていることを知り、私の挑戦意欲は加速する一方でした。
ネットワーク案件に携わることが大半でした。1件目は官公庁に常駐し、ネットワーク構築の進捗管理を担当していました。いわゆる補佐役です。2件目は大手携帯キャリアに常駐し、技術者として実際にネットワークの構築に携わり、3件目は、自治体の一施設で、要件定義から設計、構築、導入まで一連のプロジェクト工程を担当しました。現在は、医療機関でネットワーク構築をメインに活動しています。どのクライアント、どの案件も、世の中に影響を与えるポテンシャルを感じていたので、やりたいことに挑戦できていると日々実感する毎日です。
特に印象的だったのは、3件目のプロジェクト。初めて上流から下流工程までトータルに携わっただけでなく、プロジェクトマネージャーとして案件を動かす役割も同時に担いました。何もかも手探りで、試行錯誤しながら、まさにトライ&エラーを繰り返す日々は、苦しさより楽しさのほうが大きかったです。また、それまでは「対・機器」だったのが、「対・お客様」という立場になったことで、どうすれば合意を得られるか、どうすれば納得いただけるか、という観点も必要になりました。もちろん乗り越えるのは簡単ではありませんでしたが、先輩上司やチームメンバーの意見をヒントに糸口を探し、無事に完遂できました。技術力とはまた違う、先を見据える力や、顧客折衝力など、ビジネス面でも大きく成長できたと自負しています。
私のこれまでの業務歴について、補佐⇒構築⇒全体工程⇒PMというように、順調に駆け上がっているイメージがあるかもしれません。でも、それはたまたまではなく、自らそのようなキャリアを選んできたから。いえ、正確に言うと、選ばせてもらえたからです。いつもプロジェクト参画前は、営業社員や技術部の上司と面談する機会があるのですが、その際、どのようなキャリアを目指しているか、どのようなプロジェクトに参画したいか、希望を聞いてもらえます。私はそのチャンスを利用して、常に挑戦意欲を示してきました。足りない知識や技術があれば、資料を漁ったり、検証機を会社に購入してもらったりと、行動で示せば、会社は応えてくれます。入社の志望動機で一つのキーワードにしていた「挑戦意欲」。それにしっかり向き合ってくれるメンバー、会社だからこそ、現状維持に留まらず進み続けようと思えるんです。
これまで携わったプロジェクトの中で最大規模だったのは、1件目の官公庁案件。当時は、進捗管理を担当するだけでしたが、その後の案件にて一連のプロジェクト工程を一通り経験した今となっては、そういった大規模案件を舞台に、改めてゼロから最後まで担当するポジションに挑戦してみたい。また、将来的には技術領域も広げていきたいです。身近な例で言うと、ネットワークと連携しやすいWeb・アプリ系。ネットワークエンジニアとしてスキルを磨きつつ、守備範囲を広げていき、本当の意味でプロジェクトの全体像を把握・コントロールできる技術者になることが目標です。